本書の概要
本書は、75年以上一度も改正されていない日本国憲法の「普遍性」と「特異性」を、世界900以上の憲法典との壮大な定量的比較から解き明かす画期的な一冊です。施行から70年以上、一文字も変わらなかった世界的に稀有な憲法。その事実にどのような意味があり、そこに問題はないのか。著者はデータに基づき、「日本国憲法は時代遅れどころか、むしろ世界が日本国憲法に近づいている」という驚きの事実を提示します。
政治家や法学者だけでなく、すべての日本人が自国の「取扱説明書」を深く理解するための、客観的で新しい視座を提供する本書は、その功績が認められ、第34回「アジア・太平洋賞 特別賞」および第44回「石橋湛山賞」を受賞。改憲論議が活発化する現代において、感情論やイデオロギー論争から一線を画し、データに基づいた冷静な議論の土台を築いた名著として、高く評価されています。
『日本国憲法の普遍と特異』(ケネス・盛・マッケルウェイン著@千倉書房)
— 新聞メタ書評報「汗牛充棟」 (@syohyomachine) February 16, 2023
朝日新聞12/24
75年間、1文字も変わらなかった世界的に稀有な憲法。世界の憲法との比較から見えてくる日本国憲法の普遍と特異とは何か。その意義と不思議を問い改正論議に重要な示唆を与える。https://t.co/jrULiosW1b